ちょっと前に東京支店の小椋さんと観に行った
「サンセット大通り」

の、大阪公演を観に行ってきましたー
今回、主役のノーマがWキャストでしたので、
東京では、向かって右の赤い衣装の濱田めぐみさんのノーマを、小椋さんと
大阪では、左の黒い衣装の安蘭けいさんのノーマを友達と
観てきましたー。
お話は、
サンセット大通りの豪邸で一人の男が拳銃で撃たれてプールに浮いてる場面から、始まります。
この撃たれた男が、物語を語り始めます。
ハリウッドの三流映画の脚本家のジョーギリス、貧しいアパートに住み、仕事もなくエージェントからも見放され借金取りに追い回されています。
その時たまたま逃げ込んだ豪邸が、サイレント映画の大スター、ノーマデズモンドが執事のマックスと暮らす屋敷でした。
彼女は過去の栄光のなかだけに生き、時代の流れに取り残されています。
ジョーはそんなノーマが自分の復帰作にと書いたサロメの手直しを手伝うことになり、屋敷に滞在することになります。
その内、ノーマは若いジョーに、愛情を露骨に示し束縛します。
ジョーはそんなノーマが疎ましくなり逃げますが、
ノーマが自殺未遂をしたことから、ずるずる深い関係になっていき、
ジョー自信も元の貧しさに戻ることが出来ずセレブの生活に溺れて行きます。
そこに、映画会社からの電話、出演のオファーだと喜ぶノーマ。
しかし、それはノーマではなく、ノーマの所有する車を撮影に借りたいだけの電話でした。
この事実を知らせれずにいるジョーとマックス。
ノーマの妄想は、ますますエスカレートしていき、ジョーへの束縛もエスカレートします。
その束縛から逃げるかのように、ジョーは友達の婚約者のベティに心引かれていき、お互いに愛し合うようになります。
ノーマを愛するマックスから「知られないように」との忠告も虚しく、ノーマが知るとことなり、
ジョーはすべてをベティに話し別れ、ノーマにもオファーは勘違いで誰もあなたをまっていない、忘れ去られているんだと真実を告げ、屋敷を出ようとしたとき、正気を失ったノーマに撃たれて、プールに浮かんでしまいます。
ここで、プロローグとつながります。
このあと、
芸能記者や、テレビカメラが集まるノーマの屋敷。
そのなか完全に正気を失ったノーマが、
屋敷の階段をお城のセットのようにサロメを演じながら、
しずしずと降りてくる鬼気迫る場面で幕となります。
こんなお話しです。
今回はかなり細かいあらすじにしてみました。
2パターン観ましたが、まったく違ってました。
まず見る目線が
東京でみた濱ノーマ&柿ジョーは、ジョーの目線で、
大阪の安ノーマ&平ジョーでは、ノーマの目線で、お芝居を観てました。
今回のWキャストは、ほんと意味あって、面白かったです。
見てない方を観たくなる。
正しいWキャストのあり方です。
名曲揃いだし、みんな歌上手い。
「サンセットブールバード」という、ジョーの曲があって、この曲が大好きです。
この日は安蘭&平方ペアの千秋楽で、
劇場も満席、出演者も気合いが入っていて、いい舞台でした。
toku